SEOのキーワード選定を4ステップで解説!便利なツールも紹介【初心者向け】
自分でできるSEO
2023.12.26
SEO対策をはじめたいけれど、「キーワードの選定ってどうするの?」「どんなキーワードが効果的なの?」「初心者でも簡単に使える便利なツールはないの…?」と、お悩みの方も多いのではないでしょうか。
せっかく専門分野や経験を持っていても、キーワードの選定を間違ってしまうと、思うようにSEOの効果を得られず勿体ないことになってしまうかもしれません。
そこで今回は、キーワード選定の基本的な考え方や、具体的な方法について解説しました。
便利なツールも合わせてご紹介いたしますので、これからSEO対策をはじめたいとお考えの初心者の方も、ぜひ参考にしてみてください。
目次
SEOにおいてのキーワード選定の重要性とは?
まずはSEO対策と、そのキーワード選定の重要性をおさらいしましょう。
SEOとは
SEOはSearch Engine Optimization(検索エンジン最適化)を意味しており、WebサイトやWebページをGoogleやYahoo!などの自然検索結果で上位表示させるために行う施策です。
自社のサービスや商品と関連性の高いキーワードを選んでSEO対策を行うことで、見込みの高い顧客にアプローチしやすくなります。
SEOでのキーワード選定の重要性
SEOにおけるキーワード選定は、自然検索での上位表示を狙う言葉の組み合わせを選ぶことを指します。
例)
整骨院 福岡
交通事故治療 福岡
など
Googleでは目標キーワードとサイトの内容との関連性も見ているため、キーワード選定はSEO対策を行う際に非常に重要です。
「とにかく検索ボリュームがあるものを!」と仰る方も多いのですが、検索ボリュームに固執してキーワードを選んでしまうと、思うようにSEOの効果が得られなかったり、ニーズが高いユーザーに情報が届かなくなったりする可能性がありますのでご注意ください。
キーワード選定の3つのポイント
キーワード選定をはじめるまえに押さえておくポイントをご紹介します。
1.サイトのテーマを明確化する
まずはSEO対策を行うサイトのテーマを明確化することが大切です。
Googleは1つのテーマの情報が網羅されている特化型のサイトを評価する傾向がありますので、自分が運営するサイトを一言で表すなら…という風に、メインのテーマ(単語)を1つ考えてみましょう。
例えば、当サイトなら「SEO対策」がメインのテーマとなります。
そこから「SEO対策 自分で」「SEO対策 初心者 簡単」のように派生させていくことが、キーワード選定を行うためのカギになります。
2.ユーザーが検索に使用する言葉は何か考える
ターゲットとなるユーザーはどのような言葉を使って検索するのかを考えることで、流入に繋がるキーワードの選定がしやすくなります。
例えば、その業界に精通している人がターゲットの場合は、業界ならではの専門用語をキーワードとしても問題ないかもしれませんが、一般ユーザーに向けたサイトやコンテンツを制作する際は、できるだけ世間に馴染みのある言葉をキーワードとする方が、ターゲットに自社のサイトを見つけてもらいやすくなるかもしれません。
3.キーワードの特徴・競合性を考える
キーワードにはいくつか種類があります。
・ビッグワード
検索ボリュームが(検索された回数) が1ヶ月間に10,000以上のキーワードのことを指します。
例えば「SEO」「SEO 格安」もビッグワードにあたります。
ビッグワードは検索される回数が多い分、上位表示されることで多くの流入が見込めますが、競争率も非常に高いです。
そのため対策は容易ではなく、コンテンツの充実度やサイトの運用期間が不十分なサイトがいきなりビッグワードを狙っても、中々効果が表れないケースがあります。
また、ビッグワードでの検索から流入してくるユーザーの検索意図は多岐にわたるため、CVの見込みが高いユーザーの割合が少なくなる傾向もあります。
・スモールワード
検索ボリュームが1ヶ月間に1,000以下などやや少なめのキーワードを指します。
「地域名+サービス名」のように2単語以上の組み合わせや、まだ世間には浸透していない言葉であることが多いです。
検索される回数が少ない分、上位表示された場合でも流入が爆発的に増えることはあまりありませんが、求めるものが明確なユーザーからの流入が期待できます。
サイトのメインキーワードに関連したスモールキーワードを選定して、お役立ちコンテンツやサービスページを作成しておくことで、サイト全体の評価向上にも繋がります。
■ビッグワードとスモールワード、どちらを選ぶべきか?
この記事を読んでくださっている方の中には「これから自分でSEO対策をはじめたい」とお考えの方も多いと思いますので、そうした方々に向けてお伝えしますと
まずは「スモールワード」から対策をされることをお勧めします。
前述の通り、よほどサイト自体のパワーが強くない限り、いきなりビッグワードを狙っても、上位表示されることはまずありません。
(さっき冒険をはじめた勇者が全ての過程をすっ飛ばして、ラスボスに挑むような状態になってしまいます)
地道な作業ですが、スモールワードでSEO対策を行っていくことで徐々にサイト自体が強くなりますので、後々はビッグワードも狙えるようになる可能性があります
キーワードを選定する4ステップ
キーワード選定の手順を4ステップで紹介します。
ぜひ一緒に取り組んでみてください。
ステップ1:メインのキーワードを決める
「サイトのテーマを明確化する」でお伝えした、メインのキーワードを選定します。
これから対策を行う皆さんのサイトに最も関係性の高い単語をメインキーワードにしましょう。
例えば、「東京都北区にある整体院」のサイトなら「整体」「整体院」がメインキーワードになります。
ステップ2:関連性の高いキーワードを洗い出す
メインのキーワードと関連性の高いワードを出していきましょう。
例えば、先程の整体院なら腰痛、肩こり、交通事故治療…といった症状のほか、店舗がある北区(地域名)も関連性の高いワードとなります。
このワードはGoogleの検索バーに言葉を入力した時に表れる「サジェスト」や、
同じくGoogleの検索結果に表示されている「関連する質問」を参考に選定するとスムーズです。
その他、無料で使える便利なツールとして「ラッコキーワード」もおすすめです。
≫ラッコキーワード
無料プランは検索回数に制限はありますが、会員登録なしで使うこともでき、直感的な操作が可能なUIで非常に使いやすいサイトです。
ステップ3:洗い出したキーワードの検索意図を考える
キーワードによって、流入してくるユーザーの検索意図は大きく変わります。
例えば、「症状+地域名」で検索するユーザーは、つらい症状を治してくれる治療院を自宅の近くなど、特定の地域内で探したいと考えている可能性が高く、サービスを利用する見込みが高いと言えます。
では「整体 料金」のようなキーワードで検索するユーザーはどうでしょうか。
サービスに興味はあるものの、まだ店舗を探すほどではなく料金相場を知りたいだけという検索意図を持ったユーザーも多く、「症状+地域名」での検索よりも来店の見込みは低いことが予想できるかと思います。
キーワードごとの検索意図は、対策を検討しているキーワードで実際に検索してみると分かりやすいかもしれません。
Googleは基本的にユーザーファーストなので、
狙ったキーワードで上位のサイト=ユーザーが求めているサイト と考えて大丈夫です。
ステップ4:検索ボリュームや競合性を確認してキーワードを決める
・検索ボリューム
Googleが提供しているキーワードプランナーのようなツールを使用するとスムーズです。
≫キーワードプランナー
登録不要な無料ツールではaramakijake.jpもおすすめです。
※無料で提供されているツールなので一部、出ないデータもあります。目安としての使用をおすすめします。
≫aramakijake.jp
・競合性
実際にGoogleで検索した時に表示される「検索ヒット件数」や、現在上位表示されているサイトの傾向を見て判断します。
検索ヒット件数は下記の画像の赤枠部分で確認することができます。
検索する時々で多少、数が前後しますが、このキーワードで検索した際にヒットする凡そのページ数を確認することができます。
この件数が多いほどライバルページが多いことになるので、ひとつの指標として参考にしてみてください。
また、検索した時に上位に表示されているサイトの傾向が、これからSEO対策を行うサイトと大きく違わないかということもチェックが必要です。
例えば「うちは福井市にある飲食店だから、『福井』でも上位表示したい!」と考えたとします。
しかし実際に「福井」での検索結果を見てみると…
県の公式サイトや、県が運営する観光情報サイトが上位に表示されています。
極端な例ですが、いくら上位表示させたいと思っていても、選定したキーワードとサイトが合っていなければGoogleは評価してくれないので注意が必要です。
まとめ
以上、キーワードの選定を行う際の手順をご紹介しました。
ユーザーのニーズやGoogleのアルゴリズムは日々変化していきますので、キーワードの選定は一度で終わらずに定期的に見直しを行っていくことが大切です。
ご紹介した無料ツールや競合他社をご参考に、ぜひSEO対策に挑戦してみてください。
この記事を書いた人
自分でできるSEO編集部 (SEOコンサルタント)
SEO業界歴10年以上の知識と、4,000キーワードを超える豊富な実績で得たノウハウによる「自分でできるSEO」など役立つ情報や、対策実績を配信していきます。